数ある投資商品の中でもメリットの多いバイナリーオプションですが、デメリットもいくつかあります。その一つが、資金が保証されるわけではないというものです。銀行の定期預金の場合、利息の増減はあるものの、最初に預けた元金が減ってしまうことはありません。万が一銀行が破綻するようなことがあっても、法令によって元金の保護が定められているので安心です。一方バイナリーオプションでは、予想と違った方向に相場が動いて負けてしまうと、投資に使ったお金は戻って来ません。負けが続くと資金がゼロになるリスクもある点はデメリットと言えます。
また、決められた時刻になると判定が行われ、自動的に決済される点にも注意が必要です。FXでは損失を出しているポジションでも、資金に余裕がある限りは持ち続けることが可能です。損失が大きくなる方向に相場が動き続けるとロスカットとなってしまいますが、逆に反転してきて微益で逃げられる可能性もあります。バイナリーオプションは自動的に決済されるため、相場の反転をずっと待ち続けるといった手法が使えません。そのため小さな損失でも数を重ねることで、大きく資金を減らすリスクもあります。
バイナリーオプションはFXに似ているようで、実際には細かな違いもあります。取引をする際には、これらのデメリットについてしっかり理解しておくことが大事です。