債券を買うと言うことは、それは発行体に対して資金を提供していることを意味します。発行体が企業である場合、その企業が倒産すると提供した資金がなくなってしまう可能性はあります。

国債の場合、発行体は国ですから、倒産することは考えにくいです。もちろんですが、国が債務不履行の状態に陥ってしまう可能性も否定できませんが、その可能性はあまり高くはありません。その理由は簡単で、国には税金という収益源があるからです。

つまり、収益がある程度安定していますから、資金を回収しやすいと考えられます。このために、最も安定していると考えられます。もしも日本の国債が債務不履行になったとすると円安が極度に進むことになるでしょう。

そのため、日本円の資産の多くも価値が下落することになります。つまり、円建て資産の最も基本となるのが国債だと考えられます。そう考えれば、日本円建ての資産の中では最も安全性が高いことが分かります。これが最も大きなメリットです。

海外の国債も同じで、その国の通貨の中では最も安全性が高いと考えられます。そのため、いろいろな国の国際に分散をして資産を保有することでリスクを抑えるのは基本的な方法だと考えられます。